『しあわせな人生の選択』


『しあわせな人生の選択』

典型的なキャラクターが1人もいないのが良かった。
物語を展開させるためだけの便利だけど軽薄なキャラクターはおらず、みんな多面的で自由だから会話やエピソードがどれも自然でリアルだった。

いわゆる余命モノだけど御涙頂戴シーンはない。
破天荒に生きてきた死にゆく男とそれを自分なりに受け止める人たちの4日間を見守るように撮影されてる。

大切な人の喪失の日は誰にでもいつか来るけど、この映画はその練習というか予告編というか、ゆっくりと心の準備をさせてくれるようなものだった。

僕は犬飼ってて、犬が死ぬのは毎日恐怖だけど自分が先に死んじゃうことはあまり考えてなかった。
周りから見りゃ滑稽だろうけどこの大切な大切なワンちゃんをいったい誰に託せばいいのか。
きっと主人公と同じ決断をするだろうな。




















『しあわせな人生の選択』

『ザ・コンサルタント』

ベン・アフレック演じるクリスチャン・ウルフ田舎町の会計士。しかし裏の顔は年収1億ドルを稼ぐ命中率100%のスナイパー。
会計事務所で淡々と仕事をする姿正確な射撃やマッチョな体でのアクションはギャップがすごいけれど、主人公に二面性があるアクション映画は今となっては正直珍しくはないです。
『ザ・コンサルタント』が他のアクション映画と一線を画すポイントは、さらに一歩踏み込んだキャラクターの多面性ではないでしょうか。映画の中でウルフのキャラクター紹介に割く時間が結構長いんです。サスペンスやアクションを楽しむだけではなく、ウルフというキャラクターをじっくり味わうのが正解なのです。
それではウルフの〝譲れない7つのルール〟をどうぞご確認ください。




[4]の指フッフッが一番特徴的ですし、ここに萌えた!という方も多いのではないでしょうか。これは普段の生活にも取り入れやすいものですよ。仕事で本気出す前に指フッフッ。でもちゃんとかっこ良くやらないと自分で鏡見てやってみたら死ぬほど間抜けなおじさんになっててビックリしましたよ。「あのおじさんなんで突然指の匂い嗅いだの?」って向かいの席の女子に思われちゃうので注意です。ウルフの仕草をDVDで勉強してトライしましょう。

[7]は、自分はバットマンとして『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でスーパーマンと戦ってるのにスーパーマンの初版本を宝物として持ってるってのはだいぶ茶目っ気たっぷりの演出ですが、実はあともう一つ「映画会社違うじゃん!」って突っ込みたくなるお宝も出てきます。ぜひ見つけていただきたいですが、一瞬しか映らないので一回でこれに気づけたらあなたの動体視力は相当なものですよ。

エルミタージュ美術館 美を守る宮殿

「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」

 83分座ってりゃ、戦火から学芸員達が死を賭して美術品を守った250年の歴史を説明してくれて、スクリーンで筆先の毛の一本の絵の具の流れや、ベスト盤みたいな選りすぐりの名画をじゃんじゃん観られて、音楽もいいんだからこりゃいいわ。
美術館ってゆっくり歩くから足疲れるし、そんなに近づいて見れないし、説明文読むのも大変だし。入館料も同じくらい取られるし。

映画の最後に演奏される曲が何と『青銅の騎士』! 調べてみたら “青銅の騎士”は露皇帝ピョートル1世の騎馬像のことで、エルミタージュ美術館のあるサンクトペテルブルクを創建したのがピョートル1世だった!





【連載】ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜

フィルマガでの映画コラム連載2回目です。

前回は「なんか(文章)長くない?(文章量)決まってんの?」と近隣からクレームが来ました。。 文章量決まってないし内容もだいぶ自由なので、好きな映画ほど書きたいことがいっぱいで長文になってしまい、今回の『ヘルプ』は伸び伸び書いたら当初4500字で、、さすがに担当者さんから「あのぅ…」って感じで連絡来まして、「ですよね…」ってことでザクザク削減してなんとか2600字です。

差別問題扱ってる映画なんでね、どうしても筆が暴れるのさ。 
次回は1500字くらいに抑えたい。

  【『ムーンライト』と併せて観たい!】エマ・ストーン主演の感動作『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』