5月7日 メッセージありがとうございました。

お願いの件です。



「コーワ ライティングシート」を2本50枚分を
仙台市南部津波被害ボランティアセンターにお送りいたしました。

その中にみなさまからいただいたメッセージの一部を同封しました。



5月中旬あたりに、安全長靴15足がうちに届く予定ですので
そちらに残りのメッセージを同封しまして
まずは第一弾を完了とさせていただく予定です。


ほんとうにたくさんの方に書いて送っていただきました。
ありがとうございました。




被災地に向けてメッセージを書くというのはむずかしいですよね。。

「自分は安全な場所にいながら頑張れだの、すこし休めだの、
いつも思っていますだのはぁ?自己満足ですかぁ?」と
自問自答しながら言葉を連ねたんだろうなと思うと
ほんとに大事なメッセージだと思うし、
みんな同じ気持ちなんだなと心強くもなりました。



今回は、仙台でボランティア活動をしていまも支援を続けている福井英史さんから
「出来ましたら物資と一緒にメッセージを描いたものを同封していただきたい」
「こういうことが本当に心強いのです」
「フクイさんのお仲間の方々にもどうか宜しく御伝え下さい」
と言っていただけたから、できたことでした。




僕はイラストレーターですけど
「こんな時にイラストなんてクソやくにたたねー!」って思ってましたから
自分からは絶対にやってなかったことですが、
曲がりなりにもプロのイラストレーターであって

「フクイさんがイラストメッセージ描いてくれるって言ったら、
現地のみんなが大喜びしてました!」

と言われたら、誰だって力の限りをつくそうと思うものでしょう。






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ぼくの文章が長ったらしくて、分かりにくいということもあって
「イラストのみ」を送ってくる方もいらっしゃいました。

そういう方には
「すいませんが、メッセージを書いてください」とそれこそ長ったらしく
お願いをして送り直していただきました。



というのも、
今回は「メッセージを送る企画」ではなくて
あくまでも
「支援物資にメッセージを同封する企画」でした。


ですからこのメッセージは、
あくまでもオマケであり、
先方様にとって負担が軽いものでなくてはいけません。


だから
メッセージのないイラストを見た人に
「このイラストは何を伝えようとしているのかしら」と考える時間と労力を
使わせたくありませんでした。

「イラストだけで気持ちは伝わるはず!」というイラストレーターとしての自意識も不要だと思いました。


「わあ!メッセージ同封されてるわよ!」
「ほんとみんなで見ましょうよ!」「こっちにも回してよ〜」
「はやくはやく!あなたたちもこっちに来て、みんなで読みましょうよ!」
「うふふ〜」「あはは〜」
なんていうほのぼのした時間がボランティアセンターにあるとは思えませんので、

いくら求めてくださっているとは言っても

極限状態のボランティアセンターに送るものですから
こちらの都合などすべてかき消した本気の思いをこめたもので
なければならないと思っていました。


イラストレーターがイラスト描くのはいってみれば
当たり前のことですから
そこに添えるメッセージをなんとかひねりだしていただきたかったので
イラストレーターのみなさんには大変感謝をしています。






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イラストレーターではない方々からもたくさんいただきました。


特段の思いを持った方が多いように思いました。

自らの体験からくる被災地への思いを
真に迫った言葉で書いてくださっていました。

ありがとうございました。





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チャリティーぬりえ for Kidsで参加してくれたみなさんもありがとうございました。


僕が描いたぬりえの線画は複雑すぎて、
「だれもぼくのぬりえをやってくれない……」とさみしい気持ちになっていたのですが、
元気に塗ってくれました、涙でるくらいうれしかったです。

色を塗るって結構、大変ですからね。
チャチャッとできるものではないですから、
そこにかかった時間の分だけ思いが届くのではないかと思います。





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これからも継続していくつもりですが
もっときっちりとわかりやすく端的にまとめた「Message in BUSSHI」みたいなサイトを作ってから
再開したいと思っています。


メッセージがたくさん届いても
同封するために支援物資がなければ話にならないですし
ぼくもぜんぜんお金持ちではありませんので

そのあたりももろもろをきちんと立て直して、
またみなさんの協力を得て、
数多くある「支援活動」のひとつとして(求めがある限り)
しっかりやりたいなと思っています。





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あくまでも物資を送るのがメインである。

自分の思いをぶつけてスッキリする企画ではない。

「すてきなメッセージありがとうございました」などのリアクションを絶対に期待しない。

大した物資でもないのに、妙にメッセージだけは大量にあるようなのアンバランスは起こさない。