素粒子のニュートリノが光より早く進むことが実験で明らかになったのが10月。
より精密な実験を繰り返し「やっぱり正しいよ」とまとめたのが11月。
「いやいや、超光速はありえないよ」という反論グループもいて、決着は遠い。
***
ジュネーブ郊外からニュートリノビームを約730キロ先のイタリアで受けたところ、光より60.7ナノ秒早く届いた。
問題点はふたつ。
730キロ離れた両地点の時刻合わせが正確だったのかどうか。
実験機器の電気信号の遅延補正が正確だったのかどうか。
とくに時刻合わせについてはGPSを利用しているから、
この方法で制度が確保できるのかという指摘が多い。
さらに、
ニュートリノが超光速で飛行するならその過程でエネルギーを失うはずだがその形跡がない、という問題も。
より精密な実験を繰り返し「やっぱり正しいよ」とまとめたのが11月。
「いやいや、超光速はありえないよ」という反論グループもいて、決着は遠い。
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ジュネーブ郊外からニュートリノビームを約730キロ先のイタリアで受けたところ、光より60.7ナノ秒早く届いた。
問題点はふたつ。
730キロ離れた両地点の時刻合わせが正確だったのかどうか。
実験機器の電気信号の遅延補正が正確だったのかどうか。
とくに時刻合わせについてはGPSを利用しているから、
この方法で制度が確保できるのかという指摘が多い。
さらに、
ニュートリノが超光速で飛行するならその過程でエネルギーを失うはずだがその形跡がない、という問題も。