12月11日 超光速メモ

素粒子のニュートリノが光より早く進むことが実験で明らかになったのが10月。

より精密な実験を繰り返し「やっぱり正しいよ」とまとめたのが11月。


「いやいや、超光速はありえないよ」という反論グループもいて、決着は遠い。



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ジュネーブ郊外からニュートリノビームを約730キロ先のイタリアで受けたところ、光より60.7ナノ秒早く届いた。



問題点はふたつ。

730キロ離れた両地点の時刻合わせが正確だったのかどうか。

実験機器の電気信号の遅延補正が正確だったのかどうか。



とくに時刻合わせについてはGPSを利用しているから、
この方法で制度が確保できるのかという指摘が多い。


さらに、
ニュートリノが超光速で飛行するならその過程でエネルギーを失うはずだがその形跡がない、という問題も。