8月6日 風立ちぬ

















風立ちぬ観ましたよ。
ネタバレしないよ〜〜に書きます。


正直、映画見てる最中も映画終わる寸前までも「あれ?こんなもん?」って思ってました。

しかし、映画終わってから主題歌がながれるまでの一瞬に「違うっ!これ名作だっ!!!」と気づいて感動押し寄せてきました。うわぁぁすげえ映画見たんだ〜〜〜、おれ。

主題歌を聞きながら映画を反芻していると、 この映画の意思の深さ、人間ひとりひとりの強さと希望、人間ひとりひとりの弱さとむなしさがアニメという生の人間なんて一瞬も映っていないのにそれが熱く伝わる表現にうわぁぁぁと感動。

動きがすごいですね。やっぱジブリがすごいんじゃなくて、宮崎駿がすごいのね。
スタッフは同じだろうにどうしてこうも息子との違いが出てくるのか。

リアリズムとは言っても夢のシーンの自由さはやっぱ宮崎駿の芸術であって、製図を書くシーンなんて宮崎駿がいなくなったら今後だれも表現できなくなるのかと思うとさみしくなるほど。



これはあの時代に働く人たちの話であって、あの時代のひとりの男性の生き方の選択であり、 あの時代のひとりの女性の生き方の選択であり、それ自体を現代の価値観で評価することはできないと思う。
「ほかのひとにはわか〜らない〜」ってYUMINGも歌っているでしょう?

ていうか、現代芸術のすべては反戦がテーマであって、この映画を観て「駿は戦争を美化している!」って思うこと自体どうかしてる。
戦争を美化する現代人なんているわけないでしょ。どっかの国の与党じゃないんだから。


あとはケンカ用にとっておこう。