9月30日 大した盗聴

9月に観た映画


風立ちぬ
私が愛した大統領
カンバセーション…盗聴…


3本だけ。

風立ちぬは2回目。

いまだにわからんですね。この映画のことが。
2回目見ても面白い。なんにもつまんなくない。
でもなにがこんなにもいいのかがわかんない。




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私が愛した大統領
こじんまりとした話でありまして、
この一匹の蝶の羽根が起こした小さな風が世界的な歴史の大きなうねりを生んだ、ってことを示唆したいのだと思うので、この小ささはいいと思います。94分だし。

ビルマーレイや周りの女性達がとても素晴らしいので、それを見ているだけで気分のいい94分。

















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カンバセーション…盗聴…
コッポラの1974年のサスペンス映画。
ジーンハックマンカッコいいし、謎解きも「あ、意外〜」と驚く感じではあるけど、どうしてもサスペンス映画は時代が古いとキツいですね。
長い。もっとギュッと縮めてブワッとまとめてほしい。
そしてサックス吹けないなら吹かないで欲しい。








9月18日 ごりらの ごはん バナナが ごちそう

ひらがなパーフェクトかるた、ウチに届きました。

サイズ感がいいですね。分厚さも。
いつも2次元の仕事をしているのでモノ感があるのがうれしいです。

たしか全部で71文字あるので、71枚。
裏表あるから142個のイラスト。

「い」だったら
いるかと いっしょに いぬも はねる
ってことで表裏にいるかといぬが。

めくってみるとちょっとしたストーリーが見えてきて面白いかもよ。

お子さんももちろんのこと、
スマホばっかいじって文字書いてないオトナたちも今一度ひらがなとむきあってみるのもいいひまつぶしになるかもよ。
せんひゃくごじゅうごえんだし。







9月13日 青春

尾瀬の帰り道、延々とつづく苦しい下り坂をおりながら
大学時代の友達と「部員の名前思い出しゲーム」をやってました。
思い出せない人が少なくなくてビックリもしました。

あと、 そもそもなぜ淑徳大学に入学しようと思ったのか、という話も。

聞かれてみてそういえば〜といまさらいろいろ思い出しました。




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僕は中学、高校と吹奏楽部で部長やってました。
担ぎあげられるタイプだったので。
「福井くんがいいと思いま〜す」的な感じで部長に推薦されて「あ、そう?みんながそういうなら…」って感じでひきうけるんですが、だいたい「推薦したのお前らだろ」って感じに手のひらを返されたりハシゴをはずされたりと、なかなか辛い気分にもなることも多かったです。


部長として、集団を客観的に見続けてきて不思議に思うことがありました。


普段、「私はこう思う」「私は私」みたいな感じで、個人の意見、ひとりの独立した人間として行動をしていた人が、ある瞬間いきなり、「わたしはなんの意見も持っていません」「みんなの意見が私の意見です」みたいにいきなり自分の存在を消して、集団の中にサッと隠れるのです。

僕はそれを客観的に見ているから、いままで「私は〜」ってイキイキと意見を言っていた人が、急に「私は砂漠の中の砂の一粒です」みたいな存在に変化する瞬間を何度も目にしました。


それがとても不思議でした。
「よくそんなことができるな」「はずかしくないのかな」「意識的にやっているのか、それとも無自覚なのか」

僕にはそれがとても無責任で恥ずかしい行動に見えてしまってしょうがなかったのですが、同時に、集団の中で生活する人間として当然の行動なんだろうなとも思っていました。

高3の時に「社会心理学」という文字を目にして、これじゃねえかと。

社会で生きる人間の心理。これだ俺の知りたいの。
ってことで、社会心理学の講義があって推薦で入れて関東圏の淑徳大学に入ったのでした。

 


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で、大学の吹奏楽部でも部長をやって、会社はあっというまに辞めて。

結局、ぼくは「集団の中のひとり」という役割を与えられた機会も少なかったし、それを上手にこなせたことが一度もないと思います。

海の中で波の動力に任せてゆらゆら揺れる昆布を演じたことがたぶん一度もないし、それをやると体壊すんだと思います。

その海がカスピ海ならカスピ海。オホーツク海ならオホーツク海。
プールならプール。水槽なら水槽。
その容器を強く意識して、その中でどんな魚が何食って生きてて、苦しくないか腹減ってないかさみしくないかほんとは太平洋に出たいんじゃないかなどを認識していないのは無責任なことだと考えているんだと思います。

で、それはとても疲れることなので、できればそんな面倒なことはやめたい。
ぼくの基本はただ単にイラスト描いて生きるだけの人間です。




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ただ、ここに来て「集団」っていうものを観察してみると、新たな発見があってそれはとても新鮮でした。


便宜上「集団」を「大人数」と言い換えます。おおにんずう。


5人くらいの集団なら大丈夫です。
でも「大人数」 と言われるくらいの人数になると全体と個々人の把握はとても大変。
だから僕は「大人数」がとてもニガテです。


しかし、気づいたこと。
僕が大人数だと思っていたものは、大人数というひとまとまりではなく、「いくつかの多くて5〜6人の集まり、もしくはいくつかの3〜4人の集まり、そして集団になじめていない数人の1人たち」 で構成されていることに気づきました。

全然大人数ではない。


集団というのは「共通の目的」を持っていますから、それのもとに「まとまっている感」があります。

しかし「結局多くて5〜6人の集まり」が複数あるだけなんじゃん。

てことは、みんなニガテなんですよ、大人数。
集団行動なんてできてない。
ぼくだけじゃなかった。



「結局多くて5〜6人の集まり」である、ことに気づいたとき、ぼくは「みんな、集団であることから逃げている!」とハッキリ言って軽蔑の気持ちがわきました。

しかし、もうみんなオトナです。
何年も会社で働いている人たちばかりです。
ぼくよりも集団で生きることに長けている人たちです。

その人達みんなが(自覚的なのか無自覚的なのか)選択している行動なわけですから、きっとそっちの方が正解に近いのだろうと思いました。

僕の理想を期待するのは大きな間違いで、僕が好きでやりたいなら勝手にやりゃいいだけのことでした。







特殊な学生時代(それも中高大すべてにおいて)を過ごしてきてしまったので、「集団であることから逃げていて無責任である」という意識はなかなか消えないと思うけど、「それを人に期待しない」ということは意外と簡単にできそう。




自分は正しくなかった、と知れることはきらいじゃないのです。



9月10日 君にょ

ひらがなパーフェクトかるたが今日から発売でございます。
(amazonではまだ予約ってことになってるし、書店に並ぶのは週末らへんらしいですが)


はい、パーフェクトです。

普通のひらがなかるたは「あ」からはじまって「ん」までらしいです。

ごめんなさい
それではパーフェクトとは言えないのです。
感じ悪くてごめんなさい。

パーフェクトっていうのは、「ん」の次から「が行」 「ざ行」「だ行」 「ば行」 「ぱ行」まであることを指しているんです。
これでこそパーフェクト。

え?
「しょ」とか「しぇ」とか「きょ」とか「みゃ」が入ってないじゃないかって? 
しょんなこと知りましぇんし、きょうみありみゃしぇん。



この世の中、パーフェクトなものなんてほとんど存在しないし、むしろパーフェクトじゃないモノのほうがかわいげがあって好まれるというのも事実かと思います。

かくいうわたしも「もうちょっとこうだったらいいのにな〜」くらいのモノのほうに気を取られてしまう傾向にあります。

しかしだとしても、このかるたはパーフェクトなんです。
パーフェクトという十字架を背負ってしまっているのです。



ん?
あれ。
あ〜〜。
ん〜〜。



ごめんなさい。オチがまったく思いつきません。

変な感じのままおしまい。



諸々ごめんなさい。




























あ、色覚障がいを持つお子さんにも見やすいように彩色に工夫しておりますので、その点もご安心を。
やっぱりパーフェクトだな。










ボニピン貼っとくか。





9月8日 ピリペンコさんの手づくり潜水艦


ピリペンコさんの手づくり潜水艦ってドキュメンタリー映画がございまして。

友人からDVDを借りしました。

好きなイラストレーターさんが宣伝ビジュアルを担当されていたことから、この映画の存在はたしかに知っていましたが、ストーリーは全然知りませんでした。
















ウクライナの小さな村に住むピリペンコさんは62歳の年金生活者。
彼は自作の潜水艦で黒海に潜ることを30年も前から夢見ていた。

というストーリーだそうです。

2006年の映画なんですね。


DVDが普通に売っているような映画ではないみたいです。
イメージフォーラムでのみ公開されるような感じだし。
値段も4万5千円だし。
レンタルもされてないからね。

 おととい借りたんです。これから観るんです。

合致する点が多かったとしてもパクってないの。



9月7日 倒置法

描かせていただきました。





ひらがなパーフェクトかるた さまにて、144枚のパーフェクトなイラストを。

素晴らしい一日さまにて、それはそれは素晴らしいイラストを。

参観授業で使いたい!算数教材30 さまにて、参観授業で使いたいイラストを。

スーモ新築マンション 首都圏版さまにて、首都圏用のイラストを。

マックス・コンサルティング株式会社さまの会社案内&webサイトにて、Tacataなイラストを。

公募ガイドさまにて、依頼されたイラストを。

エキスパートナースさまにて、エキスパートなイラストを。

えいごのじかんさまでは、二次使用イラストを。



9月5日 ちいさなぬま

絵本を出版したい人なんて地球上に10億人くらいいるけど、実際に出版できる人なんていったいどれほどよ。しかも、2冊目の絵本を出版できるなんてさ。

だってしかも、絵だけじゃなくて話も自分で書いてるだなんて、親指の爪と人差し指の爪でつまめるくらいの人数しかいませんよ。


そんな、思いの強いコトリさんの2冊目の絵本「ちいさなぬま」ですよ。























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まず、「ぬま」が主人公なんですよ。
沼。

けして顔とか手足とかくっつけて擬人化してるわけではないのに、微妙な色や模様の変化でぬまの心情が描かれています。

 本の帯にあらすじが書いてありますので、そのあらすじで書かれているところまでのストーリーは明かしていいよね。


森の中でひとりぼっちでさみしい思いをしているぬま。
ある日、蝶がやってきて「あの……こんにちは」と話しかける。
なんとぬまがだれかと喋ったのはこれが初めて。

ちょっとばかし交流して「さて」と帰ろうとする蝶を引き止めるためにぬまは蝶を飲み込んでしまいます。
そのあとも複数の鳥類や哺乳類を飲み込んでいきます。
何度やってもさみしくてさみしくて毎度毎度飲み込んでしまいます。

そして、ある日女の子がやってきて………。



あらすじでの紹介はここまで〜。





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ぼくはこれを読んで、
「さみしい」っていう気持ちは毒にも薬にもなるものなんだなと思いました。

さみしさは悪意を生むことがあるけど、逆にさみしさがあるからこそ人と人とがつながりやすくもなるんだよな〜と。


ぬまは女の子に出会ったあと、それまでとは違う行動を起こします。
たぶんぬまは、無自覚的にその行動を起こしていると思いますが、実はそれこそがさみしさから救われる唯一であり簡単でむずかしい行為でした。

おっと喋りすぎた。



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自分のさみしさを救うのはとても面倒で覚悟のいることだと思います。
同様に、他人のさみしさを救うのもとても面倒で覚悟のいること。

自分がぬまになったり、蝶になったり、女の子になったり。
生きながらコロコロ立場は変わると思う。

絵本の中でのぬまは基本的にただの楕円形で描かれているので、人の心そのものの形のようにも見えてくる。



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動物たちを飲み込んでいくぬまが、それがむなしくみじめな行為であると当初気づいていない点がとてもいいと思いました。
飲み込んだ直後のぬまは完全な無感情。
喜びもなければ後悔も罪悪感もない。
それがすごくよかったです。

オチも好き。これぞ人間の本。地球の本。



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後半、散文のようになってしました。失礼。


こんな特異なストーリーをストレートに表現して、絵本として出版できるなんて大尊敬。
すごい。すごい。


9月3日 すこ〜〜〜しだよ

ひさびさにクプカさんを観たら
(誤字脱字はまあいいとして…)
絵があまりにも動いていないことに驚愕しました。。

じぶんとしては結構がんばって動かしたと記憶していましたが、、全然紙芝居じゃないですか。。

びっくりこいた。。

結構絵を動かしたと記憶していた自分と紙芝居のようにしか動いていない動画の落差があまりにも大きすぎて、ちょっっとショックを受けました。

あまりのショックで、できればすこしだけ死にたい。

いや、たぶんすこし死んだんと思う。
すこしショック死。


細胞と同じようにすこしずつ死にながら生きてるんだと思う。





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右の靴下の親指の腹の部分だけがすぐに穴が開く。
 買って2週間の靴下でも穴が開く。

歩き方が変だからだと思っていたけど違った。

家のフローリングを端から端まで走ってスーッと滑ってピタッと止まるのを何往復もしているからだ(ほんとう)。

ピタッと止まるときに右足の親指でブレーキをかけるから摩擦で穴が開くんだ。

34歳。




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一般市民の情報リテラシーについての考察アニメ。