映画「スリー・ビルボード」

スリー・ビルボード


現代社会へのメッセージを「ファンタジー映画」とか「十数年前の実話を映画化!」とかで表現するんじゃなくて、完全な現代が舞台で完全な〝フィクション〟でここまで圧倒的にグイグイ惹きつける脚本!

展開が読めない、登場人物が思ったような人じゃない、長回しによって緊張感が途切れないし、結構衝撃なシーンがポンポン出てくるので、全然難しい映画じゃなくて普通にハラハラドキドキできるんだと思う。

ただ、ラストはちょっとうっかりしてると味わいきれないかもしれない。これは。
近年の「現代社会へ投げかけるメッセージ!」映画たちをひっくるめて総括するラストですよ。

こんなにも人間が描けていて現代的でエンタメ性もあるフィクション映画ってしばらく生まれないんじゃないか、ってほどです。


四コマ映画『スリー・ビルボード』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=1932

ネタバレせずに描くのが難しかった。。美味しいシーン、美味しいセリフはこれの28倍くらいある映画ですよ