映画『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』

クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅









ホテル代ケチって家具屋のクローゼットに隠れて朝まで過ごそうと思ったら
寝てる間に梱包されて空輸されて気づけばロンドンに…。
そのあとも奇想天外な事ばかり起こり…


インドのムンバイに住む青年アジャが
罪を犯した3人の少年に自分が体験した奇想天外な旅の話を語る
という形式で映画は進んでいきます。


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四コマ映画「クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅」→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2279


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この構図は
実在のミュンヒハウゼン男爵を書いた小説『ほら吹き男爵物語』や
映画『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』と似ています。

共通しているのは「物語」が何のために存在するのかといことですね。


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この映画の主人公のアジャは
自分の意図ではないけど陸海空すべてを駆使して
世界各地に移動し
そので出会う人や困難に立ち向かっていきます。

インド映画らしいダンスシーンもあり
カーチェイスもあり
ラブもあり
ヨーロッパ映画では無視できない難民問題もリアルに描き
ものすごいスピードで話が展開していきます。


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映像も色彩も美しいですし、
96分のこの寓話を観終えると
ちょっと自分も旅をしたような、
どこか異空間へトリップしたような感覚になりましたよ。


クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅

映画「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」

映画「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」














サイズ感が良い!

等身大の人物が等身大の悩みに苦しんで乗り越えてくれる。
このサイズ感の映画で、ディティールまで凝ってるし、
俳優のみなさん魅力的だし、音楽もいいし、97分だし。最高じゃないか。

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【パパ編】四コマ映画「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」→ https://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2274

【ムスメ編】四コマ映画「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2273

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試写会って一生懸命メモ取りながら観るのでシンプルに感動するのって難しいんですが
これは泣けて泣けて…

「一般人ががSpotifyで大成功っ!?」
っていう映画なんかではなくて、
リアルで優しくて温かくて痛々しくて可愛らしい物語。

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パパのキャラが最高ですね。
100パーかっこよくて100パーかっこ悪い。。

「彼女いるのか」のセリフの自然なことよ。
いかに娘を大事に見てきたかわかるセリフ。

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主演の娘サムを演じたカーリー・クレモンズも可愛いし、歌上手いし、表情が繊細。
あとなんかカリスマがありますね。かわいくて威厳がある。

あとはトニ・コレットも出てますからね。『ヘレディタリー/継承』。
パパとトニ・コレットとのこじらせた何か(あの現象はなんと呼べばいいの…?)も身につまされて最高。。

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『シング・ストリート 未来へのうた』を筆頭とした『〜のうた』系映画(とでも言いましょうか)の中でも一番好きだし、
このレベルの感動コメディもそうそうないですよ

歌に頼らず丁寧にシーンを積み重ねて物語と人物を描いてるし、
なんと言ってもラストのそれぞれの選択が素晴らしい(泣)








映画「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」

ヤバイ博士を勝手にランキング!第1位は、人間でとんでもない実験をしたあの博士

ヤバイ博士を勝手にランキング!第1位は、人間でとんでもない実験をしたあの博士
 


5月7日は「博士の日」です。
1888年のこの日に、日本で初めて文部省から学者たちに博士号が授与されました。
当時の博士号は教育への貢献が評価されたもので、この時25人の学者が博士号を受け取りました。

このような素晴らしい功績を残した博士たちとは全く逆の意味でヤバイ博士が映画の中にはたくさんいますね。
今回は映画の中のヤバイ博士を勝手に選んで勝手にランキングにしてみました!

一応、注意勧告をしておきたいのですが……、
僕この記事を書くにあたって一連の映画を見直したりモデルとなった実在するヤバイ博士のことなどを調べていたら、
本当に気分悪くなって陰鬱な気持ちになりました……。

なので、ちょっと気持ち的に具合悪い人は読まない方がいいかと思いますよ。
元気になったらまた読みに来てね♪

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ヤバイ博士を勝手にランキング!第1位は、人間でとんでもない実験をしたあの博士

#フランケンシュタイン博士 #レクター博士 #ハイター博士 #ムカデ人間 #カリガリ博士

映画『岬の兄妹』ネタバレあり

岬の兄妹(2018年製作の映画)









シーン1つ1つが丁寧に撮ってあって、セリフ以外の情報量がものすごく多い。
セリフだけでなく、映像や演技で物語が語れているわけです。素晴らしいのです。

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片山監督は、『母なる証明』などのポン・ジュノ監督のもとで助監督を勤めた経験もあるそうで
ポン・ジュノから「シーンごとにジャンル変わっていてもいいんだ」ということを学んだとのこと。

確かに、
社会派であり田舎ホラーでありボーイミーツガールでもありエログロであり犯罪コメディでもあり。

本当の人生がそうであるようにシーンごとにジャンルが違っていて、
薄ら寒いほどに怖いシーンの後に
小3男子が笑い死にしそうなコメディシーンが来たりするので
感情があっちこっちに揺さぶられながら観ることができました。

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かと言って映画として漫になっていないのは、
兄妹を演じた松浦祐也さんと和田光沙さんの演技力の賜物でしょうね。

特に全く隙を見せずになりきっていた和田光沙さんの迫力が、観終わって何日も経っているのにぞっとするほど残ってます。

ストーリーテラーでもあり事件の根源でもある兄を、匂い(臭い)まで伝えるようにリアルに演じた松浦祐也さんも素晴らしい。
細かい表情やセリフのニュアンスなどが的確だったので、観客はこの愚かな兄から目を離せなかったのでしょう。


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どこかの地方都市のはずれにある岬町のロケもいいですね。

牧歌的に撮影することもできるはずですけど
〝田舎ホラー〟として寒々しく撮ってあって素晴らしい。


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四コマ映画『岬の兄妹』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2268

以下ネタバレ









自閉症である妹が自ら望んで「冒険する!」「お仕事する!」と言って、売春行為を繰り返すわけです。 兄がそう仕向けるわけです。 妹は快感を得て嬉しそうでもあるし 僕は「妹はたぶん自分で何やってんのかわかってないんだろうし…」と 自分がラクになるために、そう思い込みながら観てました。 が、 中村から距離を置かれた後、アスファルトに横たわった妹の咆哮。。 妹は全部わかってたのかもしれない。 自分が今まで何を繰り返した来たのか、を。 あの長い咆哮は、 僕自身の「事なかれ主義」「薄情」な気持ち、つまりは「悪」ですね、悪の部分を暴く叫びでした。 **** 兄の幼馴染で警官の溝口。 彼は観客ですね。 兄を怒ったり責めたりするけど、口だけで実際は1ミリも動かない。 事態を良くするために手段を講じたりしない。