映画『感染家族』

かなり面白いですよっ!

前半1時間はキャラやアイテムの紹介を丁寧にしてくれます。

これが伏線という、大きなフリになっているわけです。
で、後半、ゾンビが大増殖してからはノンストップゾンビ映画の開幕です!

前半で、
それぞれのキャラが「どんな人で何をしようとしているのか」を伝えてくれてるので
後半ではいちいちそんなこと説明しなくても
それぞれのキャラの「表情」や「止むに止まれずの選択」を観せるだけ十分、心情が伝わる。

だから余計な解説がなくても、笑えるし、泣ける。。
(そう、このゾンビ映画泣けるんですよ。。)

*****

四コマ映画『感染家族』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2347

*****


この〝奇妙な家族〟に捕まってビジネスに利用されるという、
史上もっとも可哀想なゾンビを演じたチョン・ガラムさんがすごく上手い!

ほっとんどセリフないし無表情なんですけど、
演技がうまいし、演出もうまくいってるので観客はそのゾンビに心を寄せるようになります。

からのラストの選択ですからね。そりゃ泣いちゃうわけですよ。。大成功なわけですよ。。


****


キャラの面白さでいうと妊婦。オム・ジウォン演じる妊婦。

ホラー映画ってすぐ妊婦出てくるでしょ。サスペンス生まれやすいから。
だから「あ〜妊婦出て来た〜」って思ったんですが、
意外や意外この妊婦は誰よりも強いんです。。最強妊婦。

一番気が強いし、攻撃力も高いし、司令塔として活躍する姿は痛快。

とは言え妊婦。お腹には何よりも大事なものが入ってるわけです。

最強でありつつ、一番の弱点でもある妊婦。面白い。


****


集団ゾンビを演じた俳優さんたちはゾンビの動きを2ヶ月特訓したそうですよ。

ゾンビを演じる俳優さんに「照れ」が見えると、途端に見てるこっちが恥ずかしくなって来て怖さなんてなくなっちゃうし
だからと言ってCGでやられると、これまた途端に軽くなってどうでもよくなる。。

今回のゾンビチームの迫真のゾンビっぷりは感動ものですし、、恐い。。


*****


四コマ映画『感染家族』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2347



映画『よこがお』

上映中映画『よこがお』

筒井真理子無双っっっっっっっっっ!

四コマ映画『よこがお』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2345

むそう【無双】
1.並ぶものがないほどすぐれていること。無二。無類。

筒井真理子の演技力に驚愕しすぎて
全員 筒井真理子 で描いてしまった四コマ映画。。

************

この映画を見て
「動物って復讐するんだろうか」と思いました。
復讐するのって人間だけなのでは。

例えばゾウの子供がライオンに襲われるとき
ゾウの親は自分の子供を守るためにライオンと戦ったり
殺された後悲しんだりすることはあっても
後日「あのライオンめ」っつって復讐の旅に出ることはないですよね。

ずっと心の中で「あのヤロー…」って思ってってとても人間的なことなのかも。

*****

優しくて賢くてユーモアもあって周囲からも信頼を得ている〝市子〟。
ひとつの事件とひとつの嘘をきっかけに人生が崩れていく。

人間ですから、人生ってのは社会にあります。
社会に認められることで人生は成立しています。

「社会的制裁」という「私刑」を受けると
人間はこんなにも社会から蹴落とされ、断絶されるのかと
恐怖を覚える映画です。

*****

最近も、ひとつの事件とひとつの嘘で社会的制裁を受けた事件がありましたが
それが全然「対岸の火事」ではないことをこの映画は教えています。

*****

社会的なつながりを失った〝市子〟はほとんど動物になります。
この描写がすごい。。
筒井真理子は本当に動物(犬)になりますから。。

でも、
ひとつ失わなかったのが「復讐」というとても人間的で社会的な怨念。

*****

ずっとスリリングでサスペンスフルな演出もさすがなんですけど
一番は筒井真理子の演技ですよ。。

アラ還とは思えない美貌もマジ驚愕ですけど、
「演技が上手い」なんて言葉では失礼なほどで、なんと形容していいか。。

原始的というか、もはや元素的というか、、芸術的であり。。

あ、もういいや、、観て。すぐじゃなくてもいつか必ず観て。

****

市川実日子もこんなに上手い人だったのかとこの映画で初めて思いました。
雰囲気の人なのかなぁなんて思っちゃっていたのですが、、
複雑で未発達な〝基子〟という役をそのまま人間に変えていました。すごい。


四コマ映画『よこがお』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2345




髭&ぽっちゃりが活躍する映画5本



8月8日は、漢字の「八」が口髭の形に似ていることからヒゲの日。さらに「8」がぽっちゃり体型に似ていることからぽっちゃりの日(正式名称は"デブの日"……)とのこと。

つまり8月8日は髭&ぽっちゃりの日ということになります。熊のようなイメージで力強さと安心感を兼ね備えた髭&ぽっちゃりさんは映画には欠かせない愛すべきキャラクターです。
今回はそんな髭&ぽっちゃりさんが活躍する映画を特集します!

●コメディ映画代表『ナチョ・リブレ 覆面の神様』のナチョ(ジャック・ブラック)
●恋愛映画代表『おとなの恋には嘘がある』 のアルバート(ジェームズ・ガンドルフィーニ)
●パニック映画代表『新感染 ファイナル・エクスプレス』のサンファ (マ・ドンソク)
●感動映画代表『ロンドン、人生はじめます』のドナルド(ブレンダン・グリーソン)
●クライム映画代表『ナイスガイズ!』のジャクソン(ラッセル・クロウ)



愛されおじさんが大集合!髭&ぽっちゃりが活躍する映画5本 | FILMAGA(フィルマガ)
 https://filmaga.filmarks.com/articles/2929

四コマ映画「田園の守り人たち」






田園の守り人たち
The Guardians/Les Gardiennes





家族構成を理解するのが難しいと思うのでまず明らかにしときます。
前半は「この人は誰の何なの??」って思っちゃうことが多かったので。。

父(すでに死亡)

長男(教師。戦地へ)
次男(戦地へ)
長女
長女の夫(戦地へ)
長女の夫の連れ子
母の兄
手伝いの女性


この8人の物語です。


*****


映像がとにかく美しい。

背景はほとんどずっとフランスの田舎の広大な畑。と家。と牛。
畑を撮っても、家を撮っても、ずっと全部美しい。

セリフは最小限だし、ホントのこと喋ってるとも限らないんだけど
1915年にタイムスリップした(かのような)俳優さんたちのリアリティゴリゴリの空気感で、バンバン伝わってくる。


****



四コマ映画「田園の守り人たち」→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2339


****



第一次世界大戦の銃後の様子。
銃後っていうのは、銃の後方。戦地ではない日常生活領域のことなんですね。
(なんとなく戦後の意味かと思っていました。。)

動ける男(と馬)を戦地に取られて
女たちは力を合わせて慣れない畑仕事をがんばります。


1800年代のパリは「女性はズボン禁止」という法律があって(最近やっと撤廃)、
確かに昔のヨーロッパ映画では、雨で事件がドロドロでも女性たちは地面スレスレのロングスカートを履いてる、全員。

それが不思議だったんですが、法律があったんですね。
こんな法律が通るほどの空気だったわけですから
パリに限らず田舎でも女性はスカートを脱げなかったのでしょう。

この映画でも、畑仕事するっちゅーのに地面スレスレのロングスカートをみんな履いてる。
トラクターみたいな大型農機具もロングスカートで乗るんですけど、危ないですよ。巻き込まれたら大惨事ですよ。


****

かと言って
「ズボン履こうよ!畑仕事が楽よ!」ってことにならないのが性差別の恐ろしいところ。伝統。しきたり。同調。はしたない。宗教的な縛りもありますかね。


****


銃後を守るのは大変でした、というだけの映画かもと思っていましたが、
それは第1部ですね。
話が全部で3部に別れてますが、
第2部で話が展開して、第3部では結構先の方まで話が進んでいきます。

銃後と戦地。男と女。の話から
女と女。古い時代と新しい時代。へとテーマが変容していくので
まっっったく飽きない。


音楽もそんなにないし映像も淡々としてるんですが、
俳優さんの存在感がすごいので
登場人物それぞれの立場での感情が十分に伝わります。


*****


ちなみに
日本でも成人男性を戦地に奪われ、銃後(戦場の後方。直接戦闘に加わらない一般国民)の経済は女性が担っていました。

短期間で厳しい訓練を受けた女性たちが電車の車掌になって活躍しましたが
終戦後には「代用品」である彼女らは職を追われ家庭に戻されてしまいました。

女性乗務員銃後にて、斯く戦えり―日本女性鉄道員史
https://t.co/ytnGmcKzkO?amp=1


****



四コマ映画「田園の守り人たち」→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2339