四コマ映画『ジョーカー』

ジョーカー(2019年製作の映画)Joker



公開直後に観たけどあまりに心奪われて言葉になりませんでした。。


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ホアキン演じるアーサーがもちろん可哀想だし、
自分との共通点が見えてくるたび苦しくなって、、
「いやいや、おれはアーサーじゃないし、まさかジョーカーなんかにはならない!」とグッと体に力が入る瞬間も多かったです。

アーサーの動きが気持ち悪いですし、楽屋で座ってるシーンの背中は痩せて骨ばっていて、魔物か妖怪のように見えました。
手足も長いし、肩がちょっと上がっていて、ずっと何かを警戒しているような感じ。

自分とは別の生き物として客観的に観たいのに、全然そうさせてくれない。

アーサー(てかホアキン)の手の爪が丸いんです。
手を大写しにするシーンがありまして、僕も大人なのに爪がまん丸でちょっと恥ずかしいんですが、「爪一緒じゃ〜ん…」と恐ろしくなりました。。


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四コマ映画『ジョーカー』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2389

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大ヒットですね。ま、話の筋も想像しやすいですし、実際に映画はものすごくわかりやすく作られてますからね。

ただ謎もありまして、監督は謎を謎として残したまま、絶対に答えを明かさないつもりのようですね。
(でもだいたいしばらくすると「あまりに何度も聞かれるから」っつって喋ったりもしますが)
なので、この話が結局どういう話だったのかは、現時点では明確ではありません。

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自分がジョーカーになる可能性もあるし、自分がジョーカーを生み出す可能性もある。

この映画、ちょっとしたリトマス試験紙ですよね。
どういう感想持つかで人間性見えてきそう。

僕は「自分もジョーカーになる可能性がある」と怯える方が健全だと思いますけど。。