2月4日 ヤロスラフ監督 最後のインタビュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『クプカさんのちいさな潜水艦』の公開のために来日していたヤロスラフ•イェジェク監督。
帰国前に、来日の感想と次回作『サウスガール』について聞いてみた。



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■目が赤いですが、この4日間でお疲れになられましたか。

(ヤロスラフ 以下ヤ)まあ疲れたけど、この目が赤いのはテトリスのやり過ぎが原因だ。
木金土日とあったんだけど、平日の2日間はお客さんが少なくてね。ヒマなときは基本ケータイでテトリスをやっていたよ。

■じゃあ相当上達したんじゃないですか?

(ヤ)最終的には125万点までいったんだけど、これはすごいことなのだろうか。

■まあ、すごかったところで…って感じもしますね。

(ヤ)そうだなぁ、テトリスやるために来日したわけじゃないからね。でもせめてすごいことであって欲しいという気持ちはあるんだよ。
鍋のフタみたいなヤツもうまく使えるようになったし。

■はいはい、凸ですね。

(ヤ)そうそう。








お客さんの反応

■ お客さんの反応はいかがでしたか。

(ヤ)偶然入って来たようなお客さんは、何が行われているのかわからなくて「?」の顔をしたままサッと帰っていくこともあったけれど、内容を理解して面白さをわかってくれた人も多くいたよ。
そういう人とはいろんな会話もしたし、初対面の人とたくさん交流できて楽しかったよ。


■お知り合いの方も多く来られた?

(ヤ)のっぴきならない事情があった人以外はみんな来てくれたよ。のっぴきならない事情があった人が結構多かったけどね。
でも制作を応援してくれたり宣伝してくれたりして本当に感謝しているよ。
 もちろん、足を運んでくれた人には足をむけて寝られないよ。

 ■沼津から来られた方もいたとか?

(ヤ)遠くから来たことを自分からアピールしていたなぁ。遠くからはもちろんだけど、貴重な休みの日にわざわざ見に来てくれてありがたい気持ちでいっぱいだ。


■お客さんからはどんな感想を?

(ヤ)「予告編だけの映画」というアイデアそのものに対してや、アニメや作曲などすべて自分で行ったこと、インタビュー記事などの変態性をほめてくれる方が多くてうれしかったよ。
 でもそれより、「楽しかった」と言ってくれるのが一番うれしいね。
 いままでで一番「楽しかった」という言葉を多く聞けた気がする。


 ■それは気遣いのできるお客さんが多かったということでしょうか?

 (ヤ)違うね。違う違う、そうじゃないね。みんな心の底から言ってくれていたよ。目を見れば分かる。

■「もっとほめて、もっとほめて」って何度も言われたという苦情も来ていますが。

(ヤ)ごめんなさい。







本編を見たい、という声

■「本編を見たい!」という声も多かったそうですね。

(ヤ)本当は「本編を見たい」と言われないくらいに、完成した充足感のある作品をめざしていたから、最初に「本編を見たいです!」って言われたときは正直「あ〜言われてしまった〜…」と落ち込んだんだ。

■あらま。

(ヤ)でも、あまりにも何回も言われるもんだから、なんでそんなに本編が見たいと思うんだろうとじっくり考えたんだ。

■ ほうほう。ヒマな時間多かったしね。

(ヤ)予告編ってのはもともと本編への期待を高めるために作られるものだろう。
 だから、その予告編というフォーマットをそのまま使った今回の映像作品を見て「本編見たくなりました!」っていう感想をもらうことは、むしろ成功の証しだったんだよ。

■うん、自分で言う。うんうん。
 
(ヤ)僕自身は、たとえば2時間ある本編を作ったとしても面白いわけがない、と思うんだ。2時間の面白い映像作品を作る自信なんて僕にはないよ。
でも「本編ぜひ作ってくれ」って言ってくれるってことは、その人はきっと僕にはその実力があると、「あんたなら2時間の面白い映像作品を作れるはずだよ」「何ビビってんだよ。あんたには才能あるよ!」って思ってくれたんだろうなあって思うんだ。

■すごい。おだてられて木に登る人をはじめて見ました。そこまでの思いを込めて言ってないんじゃないですかね。

(ヤ)まあそうだよね。でも、「本編見たい」という言葉をすなおにほめ言葉として受け止められるようになったのは事実だよ。

■ちなみに本編は?

(ヤ)作んないよ〜。「予告編だけの」っつってんじゃん。






次回作の構想とは?ー

(ヤ) 次になんか作るとしたら別の話にしたいな。次回作の構想はあるんだよ。

■どんな構想ですか。ぜひぜひ聞かせてください。
  
(ヤ)ある女性がいて、二十歳くらいなのかな〜

■二十歳の女性が主人公なんですね。それでそれで?

(ヤ)恋をするんだ。
 
■まあ、普通ですね。

(ヤ)年下の男性と恋をして。

■へえ、年下なんですね。はいはい。

(ヤ)外泊するんだ。

■するでしょうね。二十歳だし。
  
(ヤ)で、丸坊主になるんだ。

■いやいや急展開すぎるでしょ! 意味分かんないですよ! ……ていうか大丈夫ですかね、これ。
  
(ヤ)完全なフィクションだ。

■むりむり、まだホヤッホヤですよ。湯気ハンパない話題ですよ。
  
(ヤ)YOUTUBEで公開するんだ

■こわいこわい。もう心配。怒らせちゃいけない人たちを怒らせそう。

 
(ヤ)タイトルは『サウスガール』だ。

■えっと、サウスは日本語でみな…って、やめろ!いやだいやだ!もう母国帰ってありがとうございました!はい、もう終わり!


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