猫の日2024 イヌ派が描いたネコ映画紹介マンガ😺

 





ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)
 A Street Cat Named Bob  
製作国:イギリス
 監督 ロジャー・スポティスウッド 
脚本 ティム・ジョン 
出演者 ルタ・ゲドミンタス ルーク・トレッダウェイ ジョアンヌ・フロガット アンソニー・ヘッド




僕は犬派ですし、
麻薬中毒の路上シンガーが?猫と出会って?人気者になって?ヤク中から抜け出して?そのこと本に書いたら世界で1000万部売れた?
で『英国王のスピーチ』の製作陣が映画化?
ハァ?
と思っていましたが、ビックリ、しっかり感動しました。。

四コマ映画→http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=1784


ジェームスとボブ(猫)との出会いは映画の中ではジェームスの家にボブがフラッと現れたことになってるけど、実際は傷を負ったボブをジェームスが見つけたことが出会いだったらしいです。

そっちの方が全然いい話なのになぜ映画では採用しなかったのか。
多分あまりにも出来すぎたエピソードだからでしょうね。嘘くさくなっちゃう。

確かに全体的に「ほっこり猫ムービー感」を極力取り除きにかかってるのがわかる。演出は抑え目です。

ほっといてもボブは魔法のようにカワイイし、物語も童話のように感動的。下手したら実話なのに絵本になっちゃう。

だから全体的にはカラッとした演出になってる。
おかげでジェームスの父親との確執や薬物との戦いがリアルに伝わってくる。

ボブと一緒に歌うことで路上で人気者になっていく過程でジェームスはこんなセリフを言います。

「〝恐れ入ります。写真を撮っていいですか〟と、ある婦人に言われたよ。〝恐れ入ります〟だよ。前の僕になら誰も使わなかった言葉だ。ボブのおかげで僕にも違う未来があることに気づいたんだ。」

このジェームスの謙虚さがあったから、この現代の童話が多くの人に共感されたんだろうし、誰にでも〝セカンドチャンス〟をという問題提起ができる映画になったんでしょうね。

抑えた演出とはいえ、猫のぼぶの仕草はひたすらカワイイ。
ほとんどのシーンをボブ本人(本猫)が演じたらしいです。
あと、歌が全部いいんです。

四コマ映画→http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=1784