あまりに衝撃が強すぎて、自分がどういう感情なのかわからない状態が長く続きました。
ちょうど湖にカケラたちが浮遊してるあのシーンのような感じ。
上へ下へ、どこに行くかわらかない。
どこに気持ちを収めていいのかわからないし、気持ちを収めてしまうのが罪なような感じもする。。
***
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ですね。。
今作も方が先ですが。
実際の陰惨な事件の映画化ですが
せめてその人生の中で美しく甘酸っぱい時間があって欲しい
せめて人の温もりで温まる時間があって欲しい
という製作者の願いでしょう。
もう、泣けて泣けて。。。
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ジュゼッペは悟空のフィギュア持ってるんですよ。
超サイヤ人化した悟空。
ちょっとオタクみたいな扱われ方してましたね。
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四コマ映画「シシリアン・ゴースト・ストーリー」→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2435
いつか会うことがあったら新品の超サイヤ人を8体買ってあげるよ、おじさんがっ!(涙)
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ネタバレっていうか全ては以下に(涙)。
フクロウ。
濡れた岩場。
上下がわからないカメラワーク。カメラがどんどん上がっていく。水面。水飲み場の排水口。
そこでジュゼッペが水を飲み、下校。林の中に入っていく。ルナがこっそり付いて行く。
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小鳥と戯れるジュゼッペを覗き見るルナ。
奥へ進むジュゼッペ。2人は出会う。
ジュゼッペはルナから持っているラブレターをからかう。
宛名はジュゼッペ。
「他のジュゼッペよ!」とルナは嘘をつく。
野犬がウサギを食べている。野犬がルナに吠える。ジュゼッペが助けに来て、一緒に逃げる。
ジュゼのカバンを囮にして逃げ切る。カバンに食いつく野犬。
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無事にジュゼの家に到着。
「お礼のキスくらい」
「ダメよ、チーズ屋が嫉妬するわ。明日学校でね。」
ジュゼは納屋からバイクを出してくる。
「13才でしょ?」
「安全運転だ」
ジュゼはルナを後ろに乗せてバイクで走る。
「母が付き合うなって」とルナ。
乗馬クラブへ。ジュゼ、馬に乗る。
「怖くないよ」とルナに馬を触らせる。
「乗ってみる?」
「今度にするわ」
ルナ、ラブレターをジュゼに渡して、キスをする。
「家に着くなり後悔する?」とルナ。
「全然」とジュゼ。
ルナ、廃れた厩舎に入る。馬が数頭いるだけ。いななく馬を見つめる。
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車道を歩くルナ。向かいからバンが来て、運転していた父が降りる。
父、ルナを抱きしめる。
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ルナの家。
「学校のあと行方不明に。自分が何したかわかってるの?私たちとあの人たちはなんの関わり合いもないの」と母。
「夕飯食べないとインスリンが…」と昼の残りの大量のパスタを食べる父。
「あなたまで同じ過ちを繰り返さないで」と母。
「結婚なんて早いし、会いたい人と会うわ」とルナ。
母、ルナにビンタ。
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ルナ、部屋から懐中電灯の発信信号で隣の山の家に住む友人と会話をする。
「ミッションは達成した。でもそのあとおかしなことが起きた」とルナは発信する。
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学校。ジュゼは休み。
友達「どこがいいの?馬とサッカーとゲームの男なんて」
ルナ「頭いいし、楽しいわ」
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ジュゼの家を訪ねるルナ。
インターホンを押しても誰も出てこない。二階の窓から睨むジュゼの母。
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その夜。ルナの自宅の地下室。岩を掘り出したような部屋。小さなフクロウ。フクロウを抱くルナ。
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学校。
ルナ「もう17日もジュゼが休みです。何があったんですか」
女性教師「何も聞いてません。あれば聞いてるはず」
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林の中のジュゼのカバンを拾うルナ。
大きな木の裏にジュゼを発見。「見つけ出せるのは君だけだ」とジュゼ。ジュゼは幻。
ジュゼのお気に入りの超サイヤ人化した悟空(ちょっと壊れてる)のフィギュアを抱きしめるルナ。
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その夜。ルナの部屋。ちゃんと組み立て倒された悟空のフィギュアが飾ってある。ジュゼのノートを読むルナ。
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翌日。ジュゼの家。
ルナ「ジュゼにカバンを渡してください。ジュゼはどこ」
ジュゼの母がルナを抱きしめる。
父「病気だから二度と来るな」
ルナ「明日また来るから!」
去り際、家の中から「ジュゼッペ!愛する我が子!」と泣き叫ぶ母の声。
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ルナの家。地下。サウナから出てくる母。
ルナ「ジュゼに何があったの?」
母「あとにして」
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ジュゼの家に侵入するルナ。
ダイニングで泣いているのか、呪文を唱えているようなジュゼの母を横目に見る。
2階のジュゼの部屋。馬に乗る時にかぶる帽子と馬に乗ってる時の写真に触れる。
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車の後部座席にいるジュゼ。
運転している男「父親に会えるんだ。嬉しいか。お前が人に見られるとまずい」
「お前らは警察と協力し、マフィアを告発した。改悛者は家族を忘れるしかない。お前の父の仲間の多くは立派な棺桶を用意している。」
ジュゼ「怖気付くもんか!」
ジュゼは袋をかぶせられる。男3人。ジュゼは家の中に入れられ、鎖を付けられる。家の中にもう2人。
「お前の父はクズだ。しゃべり続けるとお前の命はない」
ジュゼに新聞を持たせ写真を撮る。
「父親とジジイがどう思うかな」
男たち、写真を封筒に。
***
ジュゼの家。その封筒を持ったジュゼの父親。
ジュゼの母にそれを見せない。
***
ルナの部屋。ルナが悪夢を見て苦しんでいる。
父がルナを抱きしめる「大丈夫だ、父さんがいる」
「またあの夢を見たのか。警察が探している。今は待つんだ」
母が来る。
母「学校へ行きなさい。最高の天気よ。今年は試験もある。今のままじゃダメ」
プリプリ怒っている母。娘に優しい父。それを見てまた腹を立てる母。
***
地下。フクロウに微笑むルナ。
***
ルナ、友人に髪を青く染めてもらう。友人とともに青く染めた髪の毛。
「ジュゼッペがいない。どうする?」というビラを街で配る。
けげんそうな顔をする町の人たち。
警官「警察が無能だと?」
***
家。
母「反抗するやり方を変えたら?矛先は私じゃないでしょ」
ルナ、母にビラを渡す。
母「いい質問ね。あなたは勉強しなくなる。あなたは落第する。あなたはもっと頭のいい子よ」
ルナ「みんなと一緒に無視しろと?誘拐犯は町の人よ。彼は私の全て。考えずにいられない。わかる?」
***
学校。ジュゼの席に別の男子が座っている。
ルナ「あんたの席じゃない」
男子「恥知らずの息子はもうこないさ」
ルナ、男子にビンタ。
***
家。
母、バリカンでルナの頭を坊主に。
***
ルナの部屋。隣の山の友人も自分で髪を切ろうとしているのが見える。
ルナ「やめて」
***
ルナからのラブレターを読むジュゼ。ポケットに入れてある。
監禁されている部屋。半地下。小さい窓から光。
足に鎖。
ルナの手紙「夢に見るならあり得るはず」
男たちが入ってくる。手紙を枕の下に隠す。
鎖を外れて、おしっこ。男、タバコを数。パンとミルクが与えられ、食べる。
「趣向を変えてみた。お前ももう大人だ」とエロ本を差し出す男。
男「食い終わったら父親に手紙を書け」
ジュゼ「いままで書いた分は」
男「届いてる」
ジュゼ「父さんにとって僕はどうでもいい。僕がここにいるのは家に戻れないからだ!」
***
夏。
ちょっとだけ髪が伸びたルナ。弁当を作って父とルナは釣りへ。
「犬も食わん」と母が作った弁当を捨てる父。
パンだけ食べる2人。
「お前にとって大変な一年だった。よく卒業できた。次は町の高校だ。俺の人生で何よりも大切なのはお前だ」
湖の向こう岸にジュゼの母。
追うルナ。逃げる母。誘われてレンガ造りの廃屋を見つける。中に入る。
中年の女と男が立ちバック。奥へ進むと、岩肌が剥き出しの井戸の底のような場所。
階段を降りていくと頭まで水に浸かる。ジュゼの水の中にいる。手を伸ばすジュゼ。
父が溺れるルナを抱え上げる。
ルナ「行かせて!」
***
男に髪を切られジュゼ。
ジュゼ「あんたに子供はいる?」
男はシカト。
***
ルナのラブレター
「私と付き合ってくれる?イエスならそれは世界で最も素敵なこと」
手紙を土床に埋めるが、またすぐに掘り出して手紙にキス。
月光がジュゼを照らす。
「ここからだしてくれ!」暴れるが取り押さえられて鎖で繋がれる。
***
退院したルナ。
「チーズ屋のロレダーナが高校に行ったわ」と友人。
友人「私彼氏できたの」
ルナ「最近母が優しいの。スイス人も変わるのね」
友人「引っ越しするの?」
ルナ「母が兄弟と電話してる。多分そこへ」
友人「なぜ黙ってたの」
***
車で運ばれるジュゼ。
ジュゼ「海の匂いがする。海を見せてくれ!」
男が車を止め、ジュゼを外に出す。「ここに海はない」
ジュゼ「あんた、父さんの友達だろ!声でわかってた。誰にも言わない」
再び車に乗せられるジュゼ。「ゆるく結んでおいてやる」
山道をカメラがパン。遠くに海があった。
***
ルナが池に溺れてる時に見た煉瓦造りの廃屋へと連れて行かれる。
なかのえれバーターで地下へ運ばれ、監禁される。
窓もなく闇。
***
ルナと友人。
「夢じゃない。ジュゼがいる家よ。建てかけの家」
友人の彼氏とその友人(メガネ男子)と4人で捜索。
ルナは夢で見たブタ面男を見つける。
***
警察。
ルナ「ブタ面はジュゼの祖父を訪ねるはず。尾行してください」
母「この子は治療中で。。むすは普通では。。」
父に引きずって外へ出されるルナ。
「見損なったわ!親を呼ぶなんて」とルナ。
***
ジュゼ。半死状態になり脱糞している。
それを見ている幽霊となったジュゼ。
***
母「明日は出発よ」
壁に絵を描くルナ。森の中のジュゼの姿。
夜。家を抜け出す。
***
石材店のトラックの後ろに乗り込む。トラック動き出す。森へ。
煉瓦造りの家。
「こんなのやってられねえ」と1人の男が逃げる。それを追う男。
その隙に家に入るルナ。「ジュゼッペ!」
エアコンをつけようとリモコンを押したらエレベーターが地下へ降りていく。
再びボタンを押すと、エレベーターが上がってくる。
そこにはジュゼが乗っていた。
「助けてくれると思っていた」
キレイなジュゼとルナが抱き合い、逃げる。
ブタ面に気づかれぬよう森に逃げ込む。走る。走る。
***
朝靄のかかった池。追う男たち。隠れる2人。
顔を合わせてキス。
「離さないから、二度と」
「一緒に来ちゃダメだ」
「抱いて」
「ルナ、眠っちゃダメだ」
眠るルナ。ルナを置いて去るジュゼ。ジュゼは裸。
振り向くとルナがいない。微笑むジュゼ。
キレイなジュゼはジュゼの元へ。
キレイなジュゼがジュゼの口元に手を当てると、ジュゼは息を吹き返す。
直後、男に首を締められて殺害される。
***
ジュゼはドラム缶に入れられている。そこに大量の硫酸が注がれる。しばらく放置。
***
ルナの家の地下。ルナが書いたジュゼの似顔絵などを燃やしている。ルナ、横になる。ルナの瞳のアップ。
***
ドラム缶の中身を湖に捨てる。中身はドロドロ。粉々。湖の中で浮遊するジュゼの破片たち。無音。
かけらの一つをカメラが追っていく。湖の底から下水溝へ。岩肌(映画冒頭の)。ルナの家の地下。横たわるルナ。
馬に乗る時に着る服を着たジュゼ「ルナ、眠っちゃダメだ」
フクロウの視点。フクロウが飛び立つ。フクロウ、友人の家へ。
***
友人、ルナの家へ。
ルナがいないことに気づいた母と父。ルナの部屋へ。
壁の絵を見て、ギョッとする母。
地下へ。ルナの傍らにいるジュゼを見る友人。
父がルナを抱え上げて運ぶ。
***
海。波打ち際。ジュゼのかけらが紛れているかもしれない海。
ルナ、海の遠くを見る。
友人3人もいる。皆笑顔。
遠くで半裸の少年が海に飛び込み、波と遊ぶ。ジュゼ。
それを見て微笑むルナ。
終わり。