【2025年 夏】反省する 第16回クリエイターEXPO




第16回クリエイターEXPO
2025年7月2日から4日
3日間とも10時から17時まで
東京ビッグサイト西展示場にて開催!



まずは地獄の暑さの中、東京の端、ビッグサイトまで足を運んでいただき、中に入ってもたくさん歩いていただき、
4階のクリエポ会場まで登ってきていただいて大感謝申し上げます。
感謝というよりむしろ謝りたいくらいですし、実際謝りまりした。
すみません、こんな時期に来させてしまいまして…。

続いて、出展者の皆さんもお疲れ様でした!
毎回ブースのレベルも上がっているし、熱量高いみなさんに背中を押されて、足痛くて座っていても「よし、立ってパンフ配るぞ」と復活できました。

お客さん少ない時間とかで励ましあったり会話ができたりしたのも楽しかったです。
僕がもはや言い過ぎて意味をなくした「パンフレットオワタシシテマース」を繰り返しながら誰もいない虚無空間にパンフ配りの素振りをしていたのは見ていて怖かったかもしれません。すみませんでした。

以下、反省文です

目次
①そもそもクリエポとは何なのか
②そもそもイラストレーターとは何なのか
③カタログスタンド金額嘘問題
④タペストリー、つまり推し問題
⑤でもやりたかったことができた問題
⑥ポートフォリオ部数問題
⑦お客さん減少問題
⑧忘れ物とタペストリー貼り方問題
⑨角地、側面有効利用問題
⑩結局営業効率最高クリエポ問題
(11)まとめ


①そもそもクリエポとは何なのか





クリエポ宣伝の最初に↑これを作りました。
で、そういえば…と思って下のも作りました。

②そもそもイラストレーターとは何なのか


 


そういえばイラストレーターって何だろう、と。
「イラスト」が日本でしか通じないとか、
「イラストレーター」も世界ではあまり使われない(ペインターとかアーティストとか)とか、
60年くらい前に和田誠らが日本で「イラストレーター」という言葉を普及させた、とか。
うっすら知っていたけどまとめてみて自分でも勉強になりました。

〝わかりやすいイラスト〟という言葉にずっと違和感を感じてたけど今回調べてみて納得。
イラストには〝わかりやすい〟という意味が入っていたんですね。
だからわかりやすいってのは基礎中の基礎だし、
わかりやすいイラストってのはサハラ砂漠とかサルサソースとかチゲ鍋とかフラダンスとか………
とは言え基礎は超大事だし、基礎をしっかり踏まえていますよ!というアピールのためには「わかりやすいイラスト」というコピーはとても適したものだと思います。

実際クリエポのお客さんからも「このイラストわかりやすい」「わかりやすいイラストを…」という言葉を何度も聞きましたので。



③カタログスタンド金額嘘言いふらし問題

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↑今改めて金額見てみたらA4サイズで「11,920 円」でした(2025年7月現在)。
何でかわかんないけど「2万5千円しました」とずっと嘘を言いふらしました。すみませんでした。

ちなみにこのカタログスタンドに一番食いついてきたのはイラストレーターさんたちでした。「これすごいですね」と。
あとはクリエポマニアのお客さんにも注目していただきましたが、普通のお客さんは特にカタログスタンドという物体自体には注目していなかったですね。。

ブースをどう作るか!に注力しちゃいがちだし、
実際それが楽しいところもあるんですが
やっぱ一番大事なのはイラスト。

当たり前ですけど、イラストと文字をとにかくみてらっしゃるんだなと改めて知りました。
オリジナルのカタログスタンドォォォ!と盛り上がってるのはクリエポ側の人間だけであり、お客さんとしてはイラストが自分のビジネスと合うかどうかと見たいだけ。

ただ、組み立てが大変でした。一回家でやっておいた方が良かったかも。
こっちを差し込んだらあっちがバンッと外れ…と永久に組み立てられないのかと心配になりました。
つまり解体も大変でした。う〜む、次回どうするか。


④タペストリー、つまり推し問題




今回のタペストリーはネームボードに、イラスト付きの大きめの切り抜きボードを貼り付けました。
思ったより立体的になりました。
次はもっと下のイラストともっと印象的な重なりができるように作りたいと思います。

タペストリーってのは自分のイラストの中でも「推し」を持ってくるものだと思います。
僕は↓この「いきおい人間」を推したかったのです。



表紙・カバーイラストとか扉ページに合うんじゃないですか?どうすか?という提案なわけです。
いきおいに溢れたビジネスパーソンや学生さんを描いています。


それに対して「すこやか人間」もありまして、これはもう需要がびっちりあるわけです。
言い方悪いけどほっといても需要があるんです。

「いきおい人間」の方は面白いね!使ってみたい!と思っていただいても実際にはなかなかハマるとこってないんだと思います。
何かを解説したり説明するためのイラストにしては他の感情が多すぎる。。

つまり何が言いたいかというとこのタペストリーは「インパクトは強いけど〝引き〟は弱かった」という印象です。

お客さんがタペストリーをチラッとみて「はい、使えない!」と1秒で判断してか、サッと視線を逸らすというのを約1,000回見ました。
正直今までの中で一番最悪だったように思います。。
立体的にしてみたり、黄色でインパクト強めたりしても関係なくて、結局はイラストを見ているという当たり前のことを改めて感じました。


⑤でもやりたかったことができた問題

でもやりたかったことはできたし、
まだ需要がそんなにないエリアならばむしろそこに進出していく!ってのはアリだろうし
問題ではない!

⑥ポートフォリオ部数問題




今回700部刷りました。
クリエポのお知らせと共に1社あたり1冊から3冊を封筒に入れまして、郵送させていただきました。

「何これイラネ。メールでいいんですけど」と思われた方もいらっしゃったでしょう。すみませんでした。。

これでポートフォリオを120部くらいお送りしたし、
これを送った段階ですでに「あぁこういうヤツいたなぁ」と思い出していただけたのか、仕事をいくつかいただけました。

クリエポ会場には580部くらいあった計算になりますね。
で、どれくらい配布できたか、残数をちゃんと数えてないのでアレですが、配れたのは350部くらいだったかと思います。

昔のクリエポと違うので、
ポートフォリオを栄養素にして生きてるのかなっていうくらいに収集している人も減ったし、
お客さんも「気軽に受け取っていたら大変なことになるっ!
」とわかってきているので
基本あまり受け取ってもらえない。

でもまぁ意味のある配り方はできていたのかなと思います。
印刷する部数は減らしてもいいかもね、でも減らす勇気が持てない。。



⑦お客さん減少問題


特に初日はホントお客さん少なかったですね。。
あんなに少ないのは初めてだしこれがあと二日続くのかと思ったら、
むしろこっちから企業様にポートフォリオを持って出向きたいくらいですよ(あ、それこそが本来の営業。。)。

そもそもコンテンツ東京への来場者登録が難しいというか、手間なんですよ。
記入しなきゃいけないことがいっぱいある。
それがハードルになっている。

しかし、そこに記入した情報によってビジネスにつながる可能性が高まるし、そもそも「見学・偵察」みたいな人よりも
本気でビジネス相手を探している人にゆっくりと回遊してもらうことの方が大事なので
この状態はけして悪くないと僕は思います。

今回は特にクリエポだけが4階だったこともあってわざわざ来てくれる人も少ないだろうけど
わざわざ来てくれた人は本気度が高いわけで
その人が「あ、コイツいいかも」と思った時にそのブースが激混みしているより、
むしろスカスカでゆっくりと本人と喋れる方がお互い有意義かと。

今後のクリエポはこういう状況になっていくでしょうね。
クリエポの分岐点になる回だった気がします。

「お客さんがブースを見るのは約2秒!短時間でアピールする方法とは!」と言う方向性は間違いではないけど、そこじゃなくなってくるんじゃないかな…と。

やる側としてどのようなスタイルに変容させた方がいいのか、もしくは変えない方がいいのか。さて。


⑧忘れ物とタペストリー貼り方問題


普通に忘れ物しました。マスキングテープと巨大S字フック。
マスキングテープはコンビニで買えるとして
タペストリーを掛ける巨大S字フックはそうそう売ってないしそもそも前日設営で買いに行く時間はない。

で、結局ネームボードにガムテープで貼り付けました。これが素晴らしかった。
ネームボードは壁にガッチリと掛けられているし、それにガムテでバッチリ貼っているので絶対に落ちることはない。

しかもゆ〜っくりと丁寧に剥がせがガムテは剥がれるし、
もし破れたりしても次使う時もネームボードの裏に来るわけだから見えないので問題ないし
そもそも僕はタペストリーは基本一回しか使わないので問題ない。
これは新たな発見でした。


⑨角地、側面有効利用問題


角地を取りました。すると側面が使えるようになる。
ここの面積の計算を間違えていて今回あまり有効に使えなかった。

会場内のビジネスセンターで2段のカタログスタンドを買い、ガムテで設置。
ホテルでYou tubeとか見る用に持ってきていたiPadも貼り付け。
何とかそれっぽくはしたものの、まぁ普通に反省ですね。。

でも、側面にもカタログスタンドを置いてポートフォリオを取ったりめくったりできるようにしておいたのは良かったです。

やはり本人の目の前ではゆっくり見づらいだろうし、
「これいいかも〜」「色がいいね」など本人に聞かれていない(全部聞こえてました!)前提でお仲間さんたちとポートフォリオを見てくださっていたのもありがたかったです。



⑩結局営業効率最高クリエポ問題


3日間とにかくブースの中で立ったり座ったりしていれば、
顕在顧客様や潜在顧客様があっちから電車乗って来てくださり、
日頃お世話になっているクライアント様も来てくださって対面でご挨拶させていただけるし
コ◻︎ナ禍もあり何年も仕事していても顔を見たことがなかった方が来てくださって初対面できたりと
考えたみたら本当にこんなに効率的な営業ないんですよ。
問題ではない!

僕はクリエポしか営業活動していないので、1年のうちに3日くらいはがんばれよという話。

また、そんなに積極的ではないにしても何回も出ていると
イラストレーターさんとの横のつながりも自然な形で生まれますし
今回は初日終わった後に交流会もあって酒飲みながらざっくばらんにお話しできたのも楽しかったです。


(11)まとめ


まぁなんと言っても去年の6月末、前回のクリエポの直前に父が倒れまして、「もしかしたら数日後に…」なんて言われていてクリエポ出ていてもいつ電話がかかってきて撤収しなきゃいけないかわからない状態でした。

で、今年の6月頭にその父が亡くなりました。
春頃から「流石にそろそろ…」という状況になってまして、クリエポ直前だったら父の死の衝撃を受けながらのクリエポになっちゃうし
クリエポ直撃だったらクリエポできないし、
クリエポ後ならビクビクしながらのクリエポになっちゃうし、
そもそも父が死ぬって時にクリエポクリエポ言ってる俺どうなのとか思うし。

結局6月頭だったこともあってその後の色々や気持ち面はかなり落ち着いて本番に臨むことができました。

2022年に「2024年に個展やるぞ!」と決めてから昨日までずっと繋がっていたような気がします。それも昨日で一区切りという感じです。

次が上なのか前なのかどこなのかわかりませんが、
次へレッツゴー!