4200字で反省するZINEフェス東京(2026.1.10)

4200字で反省するZINEフェス東京(2026.1.10)

◼️ZINEフェス東京(2026.1.10)に出店しました

ZINEはMagazineのジン。

ZINE(ジン)とは、出版社を通さず個人や少人数が自由にテーマを決めて作る、手作りの小冊子(自主制作出版物)のこと

とのこと。
今や大ブームを超えて飽和状態のZINE界に突撃しました。
第18回 クリエイター EXPO(会期:2026年6月17日~19日)までイベントがない、何かしたいと思って急遽申し込んだのです。

◼️参加目的問題

四コマ映画一覧|フクイヒロシ(映画垢)|note ネタバレしない程度に映画を紹介する【四コマ映画】。 ※ネタバレする場合は頭にネタバレありと書いてますんで! note.com

四コマ映画の知名度を上げたい。さすがにもうちょっと見られたい。読まれたい。
2029年のイベントに向けて四コマ映画を盛り上げる一歩、其の1、もしくはエピソード0がこのZINEフェス東京(2016.1.10)。

四コマ映画21本(うち1本は存在しない映画…)を掲載したA4サイズ24ページフルカラーの豪華冊子を販売。
と、四コマ映画サイトのQRを載せたカードを配布。

SNSでは書かなかったけど四コマ映画本は1,000円で売りましたよ。

「四コマ映画!はいはい、知ってますよ!」って人は1人もいなかったので、、出店して良かったんだと思います。。。

◼️販売部数問題

ZINEフェスでの販売部数は、先人たちの知恵をまとめたAIの解答によると「いいとこ10部、30部売れたら大したもの」。
(おそらく人気作家は別次元の話でしょうよ)

え。30部売るためにこの労力…?と思って、50部持って行きました(ごめんなさい冊子売り切れちゃいましたカードだけでも持ってってくださいって言う予定でした…)。
結果は「先人たちの言い伝えはまことであった〜!」と叫びたいものでした。。

販売部数32部っ!知名度も人気もない初参加者でAIの言うところの「大したもの」であるならば、まぁ↑こんなに涙を流すほどのことでもないんだとは思います。

クリエポで同様の冊子を600部とか配布してる身としては「この労力で32部って…?」と五臓六腑がどうしてもざわめきます。1,000円で売るってのはこういうことなんですね。

ちなみに売れ残りましたけど出店料や雑費などの収支を計算しても赤字にはなりませんでした。

◼️感謝問題

なので本当に感謝ですよ、わざわざ浅草まで来ていただいた方(嬉しかったです!)、初めて四コマ映画を知って購入していただいた方!いや、もうほんとにありがとうございました!
みなさんの思いやりでなんとか生きていますよ。
その日の夜はみなさん全員に足を向けて寝られないと思って立って寝ました。

◼️四コマ映画本問題

四コマ映画本についてまず反省していきましょう

●A4サイズ問題

でかいでかい言われたんですよ、A4。
「昔の映画のパンフレットみたいで懐かしい!」とか全然レトロ感出すつもりじゃなかったんですが。
確かにバッグに入れにくそうでしたし、他の出展者さんの冊子は小さい。B5でもでかいくらいでした。
これがZINEの世界ですか。難しいですね。。

●意図しないマニアック問題

↑これが四コマ映画本に掲載した実在する映画たち。
シネフィル(映画通、映画狂)ぶるつもり一切なくむしろちょっとメジャーなものを選んだつもりなんです。

しかし手にとって読んでくださった方々は一様に「…………」って感じで、「観たことあるのありますか?」と質問すると大体「一本も知らないです」
次に「教皇選挙は見ました」「ペンギン・レッスンは予告編こないだ見ました」「テルマ&ルイーズ好きです」「サブスタンス観るの怖くて…」など。

たまに「キン・ザ・ザ最高ですよね!」とか「落下の解剖学好きです」など言っていただいたり、
「ほとんど全部観てます」っていう猛者もいたりしましたが、
基本的には「何これ知らねー映画ばっかなんだけど…」というリアクションでした。
映画好きの傲慢さが出たラインナップだったと反省……

●意図しないニッチ問題

すみません。反省はしないんです。
ZINEフェスは「自分が新婚旅行で行ったポルトガル旅行記」とか「最終列車で終点の駅まで行って始発までどうやって過ごすのかを200駅分記録したもの」とか「私たち夫婦の会話をすべて掲載!」とかそういうとても個性的でニッチで、通常本屋には置いてなさそうな素晴らしいものと出会えるのが魅力なんだと思います。

だからそもそも「映画を四コマ漫画で紹介!」なんてめちゃくちゃ大メジャーなことをZINEフェスでやってしまってすいませんくらいの気持ちだったので、
ページをめくってみたら「死の棘…、切腹…、熊はいない…って何これ?主婦マリーって誰?」みたいな内容だったのはニッチ性という点では良かったのかと。。

●そもそも四コマ映画とは何なのか問題

お客さんが来た時には「映画を四コマ漫画で紹介してます。予告編のようなものです」とか喋ったんですが、
映画会社さんから受けた仕事で予告編としての機能を持たせた映画紹介四コマ漫画は描いてますけど、
自分で勝手に映画見て四コマ描く場合は、正直全然予告編としての機能はないんですよね。。
映画を観た人に「僕はこういう風に感じました。こういう感じで切り取りました」というのを伝える機能が一番強いかと。
僕としては十分に予告編的な機能、「へぇ、観てみよ」と思えるような効能があると思っていますけど、やっぱそれはだいぶシネフィル寄りの発想なんだと思います。

実際お客さんが冊子をペラペラめくりながら
「観たことある映画がどういう漫画になってるのかが見たかった」とか
「観た後に読んだ方が良さそう」とかおっしゃってまして
なるほどまぁそうかと思いました。

そもそも四コマ映画って何なのだという問題なんすけど。
まぁ引き続き仕事では予告編機能を強めたものを描いていくとして、好きでやってるものに関しては好きに描くっていうのをやっていくしかないし、それしかできないし、それやらなきゃ意味ないし。

ただ、冊子としてのパッケージは考える必要があるかと思います。

◼️ブース問題(つまり配送禁止問題)

ZINEフェスの机、今回は90cm×90cmの正方形。
クリエポは90cm×45cmなのでクリエポより奥行きがある感じ。
ただ机の前に何も置けない。カタログスタンド的なものを床に置けない。
椅子の背後には置けるっぽい。タペストリー的なものを立ててる方は多かった。

何よりも問題は、現地に荷物を送ることができない。
つまり自力で運べるスーツケース分くらいしか持っていけない。
つまりカタログスタンドとかのクリエポ便利グッズを持っていけない。それだけでスーツケース埋まっちゃう。困った。

↓ってことでブックエンドを活用しました。

体積を持たせずに高さを生み出せるのはブックエンドしかない。
そしてハレパネを使ってとにかく板状のものを量産してスーツケースに詰めました。
クリエポと違って、冊子は50部でいいのでスーツケースには余裕があります。

あと、大事なのはやはり「布」。なくてもいいけどあると雰囲気出せますね。
冊子の端が折れたり曲がったりしないためにも、この布に冊子をくるんでスーツケースに入れることができたのは一石二鳥でした。

しかしブックエンドにハレパネを貼ると直角90度になってしまって、お客さんからはとても見えにくくなるので見えやすいように角度は出さなきゃいけない。そこは工夫です。ファイト!

◼️控えめ問題(両隣いなかった)

どういう理由は知りませんが僕のブースは両隣が不在でした。来ませんでした。
出店料が安いんでね、「やっぱやめたー」ってしやすいのかもしれません。

で、両隣がいなかったから良かったものの僕のブースは控えめな印象だったと思います。
そもそも物販が冊子一種類しかないってのもちょっと珍しかったっぽいですし。。
(他の方は数冊あったり、いろんなグッズを販売されていました)

他に売る物何もないので仕方ないですが、さすがにもうちょっとブースは考えないとね。

◼️消費者行動問題

クリエポと天と地ほど違うのは販売です。買ってもらうことが目的の一つ。
中身を見ずに買った人は1人もいませんでした。
ページをペラペラめくって「なるほどね」ってことで購入される。
なのでとにかく手にとってページをめくってもらわねば話にならない。

そういう点でいうと、もっと冊子を手に取りやすい位置に置き、ページをめくりやすい状態にしておくべきでした。

で、数分間じっくりページをめくって何なら結構文章も読んで最終ページまで行って「ありがとうございました」って笑顔で冊子を置いていくお客さんも多かったです。

「ほお!」と思いましたがこれも消費者行動。致し方ない。
「サイトに載ってるなら金出さずに見れるじゃん」(←事実だしっ!!)ってことで十分冊子を見た後にカードだけ持って帰る方も多い。嗚呼、消費者行動!
すべて致し方ない。
その方々にとっては1,000円払う価値を感じなかったわけです。

なので何度も言うよ。「買ってくれた方、本当にありがとうございます!!!!!!!!!!」

◼️最初の2時間で3部問題&6階問題

そうだ思い出した。
12時スタートで17時閉場で、14時までに売れたのが3部でした。びっっっっくりしちゃって。。俺はここに何しに何で何なのよ??とずっと思ってました。10部売れりゃいい方なのか??と。

15時過ぎ辺りからお客さんも増え、購入モードの方も増え、盛り返しました。

あと、会場が5階と6階がありましてまずお客さんは5階から行く。そこで疲れるし何ならそこで結構金を使ってしまう。6階に来ない人もいたかも。

途中で5階は満杯になったらしく扉は閉められ、お客さんは直接6階に来ることになったらしい。
ていうくらいに5階はお客さんでいっぱいだったってことですね。

もうちょっと早く申し込んでいれば5階だったかもしれないのかな。そういう仕組み?
ブースは選べないんですよ。

◼️今後問題

今思いつく反省点はこれくらいかな。後日追記していくかも。

目的は「四コマ映画の知名度を上げること」
なので販売部数は問題ではないとは言え、ギリ目標ラインを越えられたので精神は比較的安定しています。

あと、こんなにも心配&恐怖を感じながら準備&宣伝して当日を迎えるというイベントはたまには必要ですね。
発見も学びもたくさんありました。

そうだあと、なんでかわかんないけど全然疲れなかった。。
クリエポの4時間分くらいの疲労度じゃないかな。
朝10時集合で全体設営からの個別設営で12時開場の17時閉場。
クリエポよりも立ってた気がするのにこの疲労感のなさは一体。。

***

今後どうしていくかですよね。また出る?地方のZINEフェス出る?そもそもZINEフェス?

ちなみに20年近く同居しているパートナーは僕のZINEフェスの日を覚えていなかった(何回も言った)し、当日家に帰ったら「ジンって何?」って言った(何回も言った)し「赤字にならなかった。儲けが出た」って言ったら「何か売ったの?」って言うくらい(何回も言った)に興味を持ってくれていないので、僕の活動に興味を持ってくださっている方一人一人が僕のライフラインです!ありがとうございます!