40代のわたしたちはどこへ? 映画『小川のほとりで』ラストネタバレあり

 小川のほとりで(2024年製作の映画) 수유천/By the Stream 上映日:2025年12月13日 製作国・地域:韓国上

監督・脚本 ホン・サンス 出演者 キム・ミニ クォン・ヘヒョ チョ・ユニ

四コマ映画『小川のほとりで』

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「将来どんな人になりたい?」

壮年男性の「将来どんな人になりたい?」との問いに20代の女性達が泣きながら語るシーンに胸が震えたし
さっきまでそこにいた40代の主人公が不在だったことに同世代の僕は身につまされた。

40代のわたしたち

僕も40代。
なんとなく30代は想像ができていたから30になる時もそんなに衝撃はなかったし、実際そんなに20代と大きく違った感じもしなかった。

40代ってのは未知の領域すぎて40になって数年は自分で進路をちゃんと作っておかないと不安な感じだった。
一旦ここをスタートラインにしてまたここから走り出さなきゃいけないという感じがした。

それがキム・ミニ演じるジョムニさんの姿に重ねることができた。

20代は夢も不安も3股も失恋も豪快に突き進んです。
50代も勝ってにこっちからしたら落ち着いてるのかと思ったら全然元気にイチャイチャしちゃってる。

自分の人生という川をどんぶらこっこと流れている感じ。
しかし40代のジョムニさんは自分の人生を語ることはなく、ただ彼らを観察し、側から文句を言っているだけ。

しかしそんな彼女も……。




ラストネタバレは以下に!





「車運転する前にうっかり酒飲んじゃったから代わりに運転しに来てくれない?」って呼ばれて
「何なのコイツら!!?」と言葉にも表情にも出さなかったけど、
一緒に川沿いの料理屋で鰻食ってるとだんだん素が出てくるジョムニさん。

ついに川に降りて、画面の奥の方に消えていく。
画面からいなくなる。
「どこ行った?」
「おーい!ジョムニ!」

わたしだって全然自由に動けるんだから。
映画の外にだって出ちゃうもんね!