〝恋愛〟は残酷なもの 映画『恋愛裁判』ラストネタバレあり

  恋愛裁判(2025年製作の映画) LOVE ON TRIAL 上映日:2026年01月23日

監督 深田晃司 脚本 深田晃司 三谷伸太朗
出演者 齊藤京子 倉悠貴

四コマ映画『恋愛裁判』



アイドル残酷物語にしなかった(と思う)

AKBが大々的にやっててドキュメンタリー映画で何度も描いた「アイドル残酷物語」。
残酷であるほどファンは萌えるし燃えるんだろうし、ファンでもない一般市民にまで興味持たされる。

この映画もいくらでも残酷性を高めることはできたはずだけどそうしなかった(と思う)。
齊藤京子さんのキャラクターもあるし、
もしかしたら色んな方面に気を使いまくった結果なのかもしれないけど、、
僕はこの点こそがこの映画のポイントだと思う。

この映画自体がアイドル残酷物語で金を稼ぐものであってはならなかった。やはり深田晃司監督は信頼できる人だなと改めて思った。

しかし恋愛は残酷

深田晃司監督は恋愛をモチーフにした映画が多い。
そのことについて「取捨選択をする恋愛の残酷性」に興味がある的なことをおっしゃていたかと思います。

誰かを選ぶということは誰かを捨てることになる。
恋愛にはその残酷性がある。

理屈じゃない恋愛

あの重力が消えたパントマイム。
恋に落ちる時の理屈じゃない感じが出ていていいですね。
周りが全て関係なくなる感じ。

あぁ恋愛って素敵❤️であると同時にやはり残酷でもある。
契約も商売も見えなくなる瞬間だし、自分のアイドルという夢さえも傷つける可能性が生まれた瞬間。

木原勝利が出た途端何かあるだろが過ぎる

ドラマ『3000万』で安達祐実を追い詰めた木原勝利ですよ。
あぁこのあと大変なことになっちゃう感があり過ぎ。
でも哀しく、いいシーンでしたね。

おきょんが大丈夫そうすぎる

齊藤京子さん。もう乃木坂じゃないんですね。齋藤さんがずっと大丈夫そうだった。
元々とても自分を強く持っているっぽいし、この映画での存在感もずっと大丈夫そうだった。

夢も希望も壁も穴も崖も光も闇もあって全部ちゃんと体感してるんだけど、その上で何があっても大丈夫そう。

その上で彼女が最後にけして捨てなかった〝夢〟とは…ですよ!

この映画の芸能事務所は悪い事務所じゃないんですよね。社長も危なっかしかったけど嫌なやつじゃなかった。マネージャーも元アイドルでタレントの心境をわかっていてくれたはず。

問題は契約書。
契約書にサインしなきゃデビューできないし、
契約書に注文していい正常な力関係が事務所とデビュー前のタレントにあるとは思えない。
アイドルはデビュー時、10代だったりもするわけで契約書もおそらくちゃんと理解できていない。できてても反抗はしない。できない。
まずはこの問題ですね。

人権問題

憲法が定める基本的人権の方が契約書に書かれている文言より強いだろ、という話。
そりゃそうだと思いつつも、やはりファンの気持ち。
散々「アイドルに人生賭けてます!応援してください!恋愛なんてしませんから!」っつって自分の風貌と全然違うイケメンと付き合ってる写真流出したらそりゃCD割るよね。。

だからと言ってアイドル本人の人権も侵害できない…という。

この構造の中にいる人たちにはもはやなかなか解きほぐせない問題な気もします。金儲けであり人生賭けた夢だし。

俺は最初からリサのことわかってたよ!


カラオケのシーンからリサのことわかってたからね!

ネタバレ&メモは以下に!

今日は吉田社長が来るから気合い入れてね
4周年記念ライブ
🎵1秒で君をトリコに〜🎵

動物園へグループデート。キリン。象。檻の中の動物たちを見るアイドルと彼氏。

良いんだっけ?アイドルの世界って。ルール厳しいんじゃない?恋愛とか/間山

絶対ナイショだから/マイ

**

大体人気順だし。
与えられたものの中でやるのがプロだからっていつも言われてる/マイ

そうやっていつも女の子誘ってるんでしょ。
しょっちゅうじゃないよ

ありがとう。
いつもそうやってファンと握手してるの。
いつもとは違う

**

ナナカ彼氏発覚炎上。
いろんな大人にたくさんの迷惑がかかります。遊びじゃないんだからそこはわかってください/男性スタッフ

***

他にはいないよね?私は人生賭けてここにいる。裏切るような子がいた絶対に許さない/美波

***

ルールだからバレたらやめるか別れるしかない。

俺らも会わないほうがいいって頃?おかしいよ。何でもかんでもルールに従うだけでいいのかよ。大人だろ!

***

また連絡しちゃう。自分じゃ消せない。私アイドル辞めたくない/ナナカ

***

ヤマさんが発煙筒的なものでで握手会会場を白煙に撒く。ナナカを鉄の棒?で襲おうとする。マイが庇う。他のファン男性たちがヤマさんを抑え込む。

いつもライブに来てくれたヤマさんだった。
だれ?ヤマさんって。
ファンの方です。私たちと数分話すためにCDを半枚も買ってくれました。ヤマさん怖かった。殺されるかと思った。でも私たちを守ってくれたのもファンの人たちだった。

***

ケイからマイにライン。
事務所のワゴンから少し離れたところに間山の車。
マイはワゴンを降りて間山の車に乗る。
「行って!」
車、走り出す。

***

8ヶ月後、裁判。vs事務所。

マネージャー(唐田エリカも元アイドル)。
契約は一般的な内容だと思います。
アイドルというのは応援してくれるファンの人がいて成立します。
チェキや握手会など、本気度には差はありますが、ファンはアイドルに恋をしています。
恋愛禁止は当然だと思います。

***

すみません。私たちの恋は過失でした/マイ
過失じゃないよ/間山

***

間山の弁護士。
間山さんはファンではないので契約書違反にはなりません。

もう自分の気持ちに嘘をつくのが嫌だったからです/マイ

***

食品会社が芸能事務所を傘下に。正しい形で芸能界と関わりたい。和解したい。賠償金を取り下げたい。

契約書から恋愛禁止条項を削除を条件にしたいマイ。

**

私はマイマイとは違う。今ハピファンには本気の子達しかいない。私を利用しないで/ナナカ

**

和解しません/マイ
和解します/間山

マイの新しい弁護士。
「基本的人権、幸福追求権を無視した契約書は違憲性が高いです。損害賠償を求めて原告を訴えます」

契約書から恋愛禁止条項を消したいマイ。

***

ハピファンは3人に。リサはシンガーソングライターに?ハピファンに曲を提供。
りさが裁判に協力。
1年の裁判が終了。
判決は観客にはわからない。
2人とも判決を聞いて泣いたというだけ。

"暗闇の中 また笑えるかな〜🎵"

ダンスの講師をしないかって誘われてる。子供たちだけどね。

また彼氏作れば?

しばらくはいいや。リサは?

私はずっといるよ。カラオケの時もいたじゃん。異性との行為しか禁止してないからね。

ほんとだ!サイコー!

***

だるま朝日を2人で見る。
ななかにも見せないね。いつか3人で来よう。(後の2人は??)
帰ろっか?そうだね。何食べる?朝ごはん。あったかければなんでもいいよ。クソさみー!

終わり