ミックスモダン(2025年製作の映画)上映日:2026年02月07日 製作国・地域:日本
監督 藤原稔三 脚本 藤原稔三 三国鈴
出演者 井戸大輝 サーシャ 常石梨乃 藤原稔三 藤田朋子 津嘉山正種 川平慈英
まず大傑作なのでこんなレビュー見てる暇あったら
近所の映画館でやってるかどうか調べてチケット予約してくださいね。
四コマ映画『ミックスモダン』
保護司と職親プロジェクト
保護司は、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティア。非常勤の国家公務員とされていますが、給与は支給されません。
職親(しょくしん)プロジェクトは、関西の企業7社と日本財団で発足された、就労支援を通じて刑務所出所者・少年院出院者の社会復帰を支える活動。現在は全国に広がっている。
受刑者は減っているが再犯者率は上がっている…

「法務省によると出所した後に仕事、住居がない人の方が経済的に困窮したりする可能性が高く、それが再犯につながってしまう可能性がある」とのこと。
で、全国展開しているお好み焼きチェーン「千房」が仕事と住まいを用意して厚生を支援し続けている、と。
監督の藤原稔三さんがこれを知って「いつか映画にしたい」と思い、千房さんの協力のもと(千房の本店で撮影をしている!)今作を制作した!と。
映画として豊か!!
こういう身近だけど見過ごしがちな社会問題を扱った映画って、ちょっと映画としての面白さ強さは二の次的なものもあって「まぁそこを期待しちゃダメだよね…」と観る方もハードルを下げたりしちゃいますけど。
否っ!
今作はとにかく絶対に映画としての豊かさに溢れているし、撮影がめちゃくちゃ贅沢!
冒頭で物語の設定とかキャラ紹介をバンバンものすごいスピードでやっていくんですよ。
登場人物も多いし、「出所者の自立更生」以外にもテーマは複数あるから情報が多い。
その前提情報を冒頭ですごい勢いで紹介していく。
あぁとても手際がいいし、素人でもわかるくらいに美術や照明や撮影が完璧なシーンが数秒でバンバン切り替わっていく。。贅沢。
猛スピードで106分疾走!
冒頭の滑り出し最高だなこりゃ期待できる映画だわ、などと偉そうに安心していたらびっくり!
このスピードのまま106分走り抜きましたよ。
セッティングに何時間かけたんだっていうシーンがササっと短く切り上げられてくし、どのシーンも美しい。
夜の公園脇の道路に2台のワゴン(?)がぬるっと入って止まるシーンとか何気ないのに気持ち悪くて怖くて美しかった。そんなシーンの連続。
もう。圧巻。
こういう映画にありがちなネチネチとヌルヌルとしみったれた情感やってますみたいなシーンがない。
「ワシらの仕事は乾いた砂地に水をやるようなもんだ」的な感動セリフ、感動シーンもあって泣いちゃうんだけど、
それを喋ってるのが鰹節屋だから直後にお客さん来ちゃって「はい、いらっしゃ〜い!」っつって店員モードに切り替わっちゃう。。
明らかに過剰なヌメヌメ感を排除しているのがわかる。
クールでかっこいい。
ラストシーンもクールで最高!
一度完成してたのにわざわざ追撮したというラストシーンも最高。
このシーンを追撮したってことでどういう映画にしたかったのかがよくわかります。素晴らしい。完璧!
あとはあなたがこの映画を観て、完成です。
いってらっしゃい!

