予告編だけの映画『クプカさんのちいさな潜水艦』 インタビュー ヤロスラフ・イェジェク監督








映画監督・脚本家
ヤロスラフ・イェジェク氏 インタビュー

ビックリして「はぁ?」なんて言っちゃってごめんね

前作「番狂わせガールズ」では女心を鷲掴みにした監替が、大型海洋アドベンチャーに取り組んだわけを聞いてみた。

「クプカさんのちいさな潜水艦」を作ろうと思ったきっかけは?

これは完全なるウソだけど、ほくの祖父が潜水艦乗りだったんだ。子供の頃よく話を聞かせてもらっていたから、潜水艦の映画を撮りたいと思っていたんだよ。ウソだけど。

■ラストシーンについて聞かせていただけますか?

いや、予告編しかないからラストシーンなんてないよ。ラストって大事な反面むずかしいから、今回ラストシーンがなくてすっごく楽だったよ。

■あ、言っちゃうんですね。

言うね。おれ言うよ。おれだいたいつまびらかに言うよ。

■日本公開も決まっていますが、日本に対してのイメージは?

日本食は大好きだ。キムチ、サムギョプサル、スンドゥプ。どれも辛くて大好きだ。

■オール韓国メニューですね。

そうか。でもたしか韓国は日本の隣だろ。仲良くすればいいじゃないか。政治のことはわからないけど、市民ーが手と手を取り合うことはできるんじゃないかな。

■それって今作に共通するテーマですね。

はあ?なに言ってんの?

■あ、いや、あの、手と手を取り合うっていう点で。

ああ!まさにその通りだ!あまりにもその通り過ぎてビックリして「はぁ?」なんて言っちゃってごめんね。

■主演のペーター・アンチェルについては?

彼は大変に優秀な俳優だ。だが、勝手にセリフを変えるもんだから我慢できなくて1回殴ったよ

■グーで?
グーで。グーで1回殴ったら次からはセリフを変えずに演じてくれたよ。今世紀最高の俳優だ。

■では日本の方にメッセージを。

ピビンパもクッパも辛くて大好きです!

■かぶせたんですね。

かぶせたんだ。笑いを期待してかぶせたんだ。